レーシングカートタイヤ
カートで使用されるタイヤは一般自動車で使用されるタイヤと違い、基本的に路面に接地するタイヤの表面に溝がなく、走行することでタイヤのコンパウンドが減りやすいのが特徴。
更に走行開始直後でタイヤが冷えた状態ではたいへん滑りやすくサーキットの周回を重ねるごとにタイヤが温まり、温まっていくことでグリップ力(タイヤの地面へのくい付き)が強くなる。(厳密にいうと、周回を重ねていくうちにタイヤのグリップ力が強くなり、そのグリップ力をある一定の間は維持し、更に周回を重ねるとグリップ力が弱まっていく)
カートで使用されるタイヤには次に種類がある。
SL02(ドライタイヤ)
カートレースのカテゴリーの中でもSL02を装着することをを決められているレースは多い。以前はSL86という名称であったが、タイヤの直径や幅、コンパウンドの変更があり、名称が02に変わった。2007年にはこのSL02に変化を加え、新たな名称のタイヤが生産されるそうだ。
SL83(ドライタイヤ)
SL02に比べると一回り小さなタイヤのため、現在は年齢層の低いカテゴリーレースで使用される傾向が強い。
SL98(レインタイヤ)
上記のSL02やSL83がドライタイヤ(コースの路面が乾いた状態で使用するタイヤ)であるのに対し、雨のレースで路面が濡れている場合に使用するレインタイヤ。多くのレースカテゴリーで装着することをを決められているタイヤでもある。
ハイグリップタイヤ(ドライタイヤ)
レーシングカートタイヤの中では最も強いグリップを発揮するタイヤ。強いグリップを発揮する分、コンパウンドの減りもはやく、耐久性には欠ける。国内では全日本選手権や世界選手権、ワールドカップ等、格式の高いレースで使用されている。
また、その他にYRA-1やYRA-2という名称の溝のあるタイヤもある。
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