鈴鹿サーキットコース攻略法

SEGA F355 Challenge DXタイプ 鈴鹿サーキットフルコースのドライビングテクニック

鈴鹿サーキットについて

F1も開催される鈴鹿サーキットですが、全体的にエキサイティングなコースです。アップダウンが多く複雑なコーナーレイアウトで構成されているため、たいへん難しく完璧にドライビングするのは至難の業だと考えます。
特にフェラーリというクルマと鈴鹿サーキットのコースレイアウトという組み合わせではスムーズで丁寧なグリップ走行で好タイムを出せるほど甘くはないと思います。S字区間やヘアピンなどコーナーによっては車体をスライドさせる必要はあると考えます。
F355チャレンジで再現されている鈴鹿サーキットは1999年以前のコースレイアウトです。2000年代になってS字から逆バンク、ダンロップコーナー、130Rなど攻略が難しく危険なコーナーは大幅に改修工事が行われて全体的に安全重視で走行しやすいコースレイアウトとなりました。

鈴鹿 各コーナーの攻略を考える

このページで解説する鈴鹿サーキット攻略法はSEGA F355チャレンジ DXタイプというシミュレーションでドライブすることを前提としています。

※下の鈴鹿サーキット画像はウィキペディアで掲載された二次利用可能な画像です。
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Circuit_Suzuka.png

鈴鹿サーキット 各コーナーの攻略はこちら
コーナーリングラインと通過速度を中心に攻略テクニックを考えてみました。


F355チャレンジ DX(アーケード版)で再現されている鈴鹿サーキットを最後までドライブしてみると進入より立ち上りとなる出口のほうがR(半径)が小さくなるコーナーが多いことに気がつきます。
連続するS字も例外なく角度が鋭くなっていきます。
また、鈴鹿サーキットの第1、第2コーナーやスプーンカーブのような複合コーナーは2つ目のコーナーでしっかり減速する必要があります。
これらの特徴から、鈴鹿サーキットの攻略ポイントを考えると、出口の半径が小さいコーナーは全て(一定距離のあるイン側の)縁石の後半にクリッピングポイントを置いてコーナーリングするのが良いと思います。





鈴鹿サーキット各コーナーの攻略法

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下記の鈴鹿サーキット各コーナーの走行コメントはSEGA F355 Challengeというシミュレーターでドライブすることを前提としています。

鈴鹿サーキット第1コーナー
思い切って進入(4速ギアで時速150~160キロ程度)できるがステアリングをインに切り込むタイミングが重要。クリッピングポイントは一定距離のある縁石の後半を狙わないと出口外側の縁石を越えてコースアウトする確立が高くなります。

第2コーナー
しっかり減速して進入(3速ギアで時速100~110キロ程度) ブレーキングとステアリングの操作は丁寧かつ短く行うのが理想。ここでも縁石の後半を狙ったライン取りで抜けていくこと。(ドライビング映像ページの一番上の1LAP目のYouTube動画では雑な進入になって派手にハンドル修正をしているのであまり見本にはならないがライン取りは参考になると思います)

③~⑤ S字区間
鈴鹿のS字区間はプロでもドライバーによってラインの取り方が違うといわれています。 映像では一つ目のコーナーを除いて、ライン取りは全て縁石の後半にクリッピングポイントを置くことを意識して3速ギアで直線的に抜けています。アウトインアウトを意識しすぎて各コーナー進入直前に外側に寄りすぎないように注意したほうが良いと考えます。

逆バンク
S字に続く時計周りのコーナー(逆バンク)は進入して比較的にRが小さくなるので、ある程度減速して立ち上がりでアウト側に膨らみすぎないように中央あたり(または中央より少しアウト側)を走行しないと次に続くダンロップコーナー(⑦)で正確なラインが取れずに結局立ち上り(上り坂)が極端に遅くなるので注意が必要です。
進入直前に軽くブレーキを踏んだほうが次のダンロップコーナーを効率よく駆け抜けることが出来るかも知れません。 上り坂の高配がきつくなるダンロップコーナーに備えてエンジンの回転数を落としたくないが減速する必要のあるレイアウトにはジレンマを感じます。

ダンロップコーナー
S字コーナーを抜けると、ゆるやかに左(時計の反対回り)へカーブとなってゆきます。 ダンロップコーナーは全体的に上り坂の高配が大きくなるため進入してからは出来る限りアクセルを多く踏めるラインを取ることが重要です。 進入は中央または少し外側からインに切込まないと立ち上がり途中(右側)にある縁石を超えてコースアウトしそうになるので注意が必要です。外側の芝生に少しでもタイヤを載せてしまえば確実に失速します。

※補足
④~⑦ S字から逆バンク、ダンロップコーナーは安全性を重視して2000年代になり改修工事が行われ、全体的にRが緩やかになり走行しやすくなりました。以前より減速の必要が減り、逆にスピーディーに走行できるのが特徴です。

デグナー1つ目
進入するタイミングさえ間違えなければ、速い速度(5速から4速にギアダウンして時速160キロ以上)で進入できます。世界中にいるマニア(特にヨーロッパの国々)の中にはレーシングシミュレーション独特のドライビングを駆使して、時速170キロ以上の猛スピードで進入する強者がいると予想します。

デグナー2つ目
このコーナーもタイミングが重要。しっかり減速(3速ギアで時速90~100キロ)してインに付くこと。

⑩~⑪ ヘアピン
右回りの緩やかコーナーからヘアピン
このヘアピンの進入は複雑です。直前に緩やかな時計回りのコーナーが存在するからです。ラインの取り方も一様ではなく⑩から⑪のヘアピンにかけて直線的に進入して、やや中央からヘアピンのイン側を通るか、または早めに減速して外側から回り込むことになると思います。(ギアは4速から2速へギアダウンして最低通過速度は時速60キロ程度が目安)
その後はしっかり縁石ギリギリに回り込むか、予めクリッピングポイントを奥に取らないと立上りがキツくなり、しっかりアクセルが踏めません。
このレーシングシミュレーションの場合、ヘアピンのイン側の縁石を超えて片輪のみタイヤを芝生に乗せることでテールスライドを起こして瞬間的に立上る方向へマシンを向けることができます。ただし過剰なスライドは車体が回り込みすぎて、結局、立上りで失速します。
(※芝生を利用したテールスライド技は実際の鈴鹿サーキット走行ではできないテクニック・・・)

スプーンカーブ
5速から3速に落として進入。強いブレーキングは必要なし。スピードを落とさず時速140キロ程度で進入できます。
このコーナーの難所は2つ目のコーナーです。コーナーが全体的に下り坂になっているのでオーバースピードで進入するとアンダーステアになり外側へ飛び出しそうになります。 この下り坂が原因で進入時は先が見えにくいのが特徴です。(このようなコーナーをブラインドコーナーといいます)
スプーンカーブ2つ目のコーナーは3速ギアのまま進入時はしっかり減速すること。何回も走行して経験を積む必要があります。

130R
集中力が必要な高速コーナーです。F1ドライバーでさえ手を焼く難所と言われています。どれだけアクセルを踏んでいけるかという度胸試しのコーナーとも言えますがプロほど安全なコーナーリングをするとも言えます。進入のタイミングを間違えるとトンでもないことになります。一瞬アクセルを抜くことで比較的安全に攻略でき、個人的にはステアリングは丁寧に切込むことを心がけ、ライン取りはイン側の縁石の後半までインベタで行くような気持ちで通過するようにしています。このシミュレーターの場合は6速から5速に落として時速180~190キロで通過できます。

※補足
魔の名物コーナーと言われた130Rですが、2003年に改修工事が行われ85R&340Rの複合コーナーとなり、以前と比べてアクセル全開でも安全に走行できるようになりました。

⑮~⑯ シケイン
このシミュレーターではショートカットで直線的に通過できます。実際の鈴鹿サーキットでは直線的に通過することはできません。5速から2速までギアダウンして時速60~70キロ程度で通過するのが良いと考えます。


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